「ノエル」 道尾秀介


c0250407_16433794.jpg


最近わりと情緒が安定していてフラットでいられます
(今年の2月・3月頃は最悪だった)

が、昨日は久しぶりに沈みがちでやる気が起きず
雨の中、この本を黙々と読み終えました。

沈んだ気持ちを柔らかくほぐしてくれるような
心温まるストーリーでした。

3つの異なった話が少しづつ絡まりあって
最後に奇蹟のようなつながりで感動をもたらす。

傷ついたり、生きることに絶望しているような登場人物たちが
何かの小さなきっかけで希望を見出してゆく過程がとても丁寧で、
そのきっかけは、自分でも気付かずに撒いた「種」がもたらすものだったり。

人と人が支えあうことの根本に触れていて
押し付けがましいところは全くなくて

誰にでも薦められそうな1冊です。

道尾秀介さんは他に
「鬼の足音」とか「光媒の花」を読んだけど
こちらはミステリー色が強くてダーク。
でもすごく面白くて、実力のある作家さんだと思う。

伊坂幸太郎より好きかも。これからも注目しよう。
[PR]
# by anemoaa | 2012-11-07 17:12